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大田区・品川区で不動産売却|おすすめ不動産会社2選

不動産売却の手引き

不動産売却の入金タイミングと注意点を理解しよう

公開:2024.08.27 更新:2024.08.27
不動産売却の入金タイミングと注意点を理解しよう
引用元:フォトAC

大田区や品川区で不動産売却を考える際、新しい住居の購入や引っ越し費用の準備が必要なケースも多いため、入金のタイミングは重要な要素です。そのため、事前に入金のタイミングを把握しておくことが大切です。

不動産売却では、売買契約締結時と残金決済時の2回に分けて入金されるのが一般的で、これにより売主と買主のリスクが軽減されます。しっかりとした資金計画を立てるために、入金の流れと注意点を理解しておくことが欠かせません。

不動産売却の入金はいつ?入金までの流れ

不動産売却で気になるひとつが入金のタイミングです。不動産売却をする際、新しい住居の購入や引っ越しなどの事情から、まとまった資金が必要なケースもあります。余裕のある資金計画を立てるためにも、入金までの流れとタイミングを知っておくのが重要です。

◇入金タイミングは2回

不動産売却の際の入金は、基本的に売買契約締結時と決済日の2回に分けて行われます。そのため売買契約締結後から2回目の支払いまで時間がかかるため、新居と同時に売却活動を進めていた方の中には、早めに資金が手に入らず困ってしまう方も少なくありません。しかし、2回に分けて払うのには、きちんとした理由があります。理解を深めるためにも、まずは不動産売却の流れを知っておくのが重要です。

◇不動産取引の流れ

不動産売却の流れは次の順で進められます。

1.不動産会社と媒介契約を締結
2.売却活動
3.購入希望者から申込みをもらう
4.売買契約締結
5.住宅ローン審査
6.残金決済
7.物件の引渡し

決済日は、当事者と債権者が抵当権を設定した金融機関に出向き、支払いや新規融資確認などの手続きを行うのが一般的です。その後は債権者の振込手続き、住宅ローンの完済手続きを行い、売主または司法書士が金融機関へ抹消書類を取りに行き、抵当権抹消手続きを完了させます。

また、入金のタイミングは、売買契約締結時と残金決済時です。2回に分けている理由は、トラブルを防ぐためでもあります。不動産売却では、大きな額のお金が動いており、法的な問題なども複雑になるため売主と買主双方のリスクも大きいです。こうしたリスクを軽減するため、2回に分けた支払い方法がとられています。

手付金の相場と3つの性質

お金

画像出典:フォトAC

不動産売却で売主が最初に受け取るのが手付金です。手付金とは、売買契約時に買主から支払われるもので売買契約が成立した時点で買主から支払われます。手付金にも相場があるため、これから大田区や品川区で不動産売却を検討している方は、手付金の相場を知っておくのが重要です。

◇手付金の相場

手付金の相場は、売却価格の5〜20%または大体100万円ほどと設定されています。手付金の金額は物件の状態などでも変動しますが、この価格帯が高過ぎず安過ぎない適正な金額です。安過ぎると解約されやすく、だからといって高過ぎても買い手が見つかりにくくなり売れ残ってしまいます。特にこだわりがなければ、相場で設定するのがおすすめです。

ただし、必ずしも相場がよいというわけではなく、売主と買主双方の合意しているのであれば、相場より高く設定しても問題ありません。

◇3つの性質

手付金には「証約手付」「解約手付」「違約手付」の3つの重要な性質があります。不動産売却においてこれらの意味を理解しておくことが大切です。証約手付は、売買契約が成立したことを示す証拠としての役割を果たします。契約が正式に成立したことを確認するために使用可能です。

解約手付は、契約を解除するために使われるものです。買主が手付金を放棄する(手付流し)ことで契約を解除でき、逆に売主は手付金の2倍の金額を返すことで契約解除ができます。
違約手付は、売主または買主のどちらかが契約上の義務を果たさなかった場合に適用される手付金です。違約が発生した際に、手付金は違約金として相手側に没収されます。

これらの手付金の性質を理解しておくことで、不動産取引をスムーズに進めることができます。

不動産売却の入金に関する注意点

売買契約が成立した際に支払ってもらう手付金ですが、入金されたからといって安心してはいけません。手付金に関する注意点や2回目の支払いについて、トラブルにならないようしっかり押さえておきましょう。

◇手付金の注意点

手付金が入金されたら、使ってしまう方も多いですが手付金は取引が完了するまで手を付けず保管しておくのがおすすめです。契約キャンセルになった場合、状況によっては手付金は返還しなければなりません。その際に返還する手付金がないとトラブルに発展する可能性もあります。ただし、契約キャンセルの内容によっては返還しなくてもよいケースもあるため、不動産会社と相談して対応しましょう。

◇2回目の入金までには時間がかかる

不動産売却において手付金と残額の支払いの2回に分けて買主から支払われますが、残金の支払いに時間がかかるケースがほとんどです。時間がかかる理由として、ローン審査の時間、スケジュールの問題などが挙げられます。買主が住宅ローンを利用する場合は審査にかかる期間は、大体2週間〜1ヶ月ほどです。原則、ローン審査が通るまで物件は引渡しできません。

また、物件を引渡す際は、売主と買主、双方の立ち会いが必要なためスケジュールに合わせなければなりません。そのため、なかなか合う日が見つからなかった場合は、間隔が空いてしまい支払いがその分遅くなってしまいます。万が一、住み替えなどをする場合は、売却金の支払いにかかる時間を考慮した上で、スケジュール調整をするのが重要です。

入金の一括受け取りは可能?

売却金は基本的に所有権者の口座に振り込まれます。しかし、共同で所有している場合はどのように取得するのか分からない方も多いです。取得方法と合わせて一括で受け取れる方法も知っておくと、いざというとき安心です。

◇入金の取得方法

夫婦や兄弟で不動産を共同で所有している場合、それぞれ持分の売却金が口座に振り込まれます。しかし、1円単位で正確に振り込まれるわけではないため、注意が必要です。また、他の所有権者の都合などを考慮し代表口座を決めて振り込んでもらう方法もあります。ただし、代表口座に振り込んでもらう場合は委任状が必要です。

口座振込以外の方法では、預金小切手で支払う方法もあります。小切手での支払いは人数分の売却金を分配でき、送金にも時間がかかりません。預金小切手は信用度も高いため、作成も選択肢に入れてみるのもおすすめです。

◇売却金の一括受け取りも可能

一般的に手付金と残りの代金は2回に分けて入金されます。しかし、一括受け取りで契約した場合や不動産会社の買取りを選択した場合は一括受け取りが可能です。売却金を受け取る際は、同時に所有権を買主に移す必要があります。売却金の受け取りと決済日は同日です。


不動産売却における入金タイミングは、売買契約締結時と残金決済時の2回に分けて行われます。この分割支払いは、売主と買主双方のリスクを軽減するために設けられています。手付金は売却価格の5〜20%が相場で、取引が成立した時点で支払われますが、契約が解除された場合には返還が求められることもあるため、使わずに保管しておくことが推奨されます。

また、残金の支払いには住宅ローン審査やスケジュール調整が必要なため、時間がかかることがあります。一括受け取りが可能なケースもありますが、契約内容に応じた柔軟な対応が必要です。